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経験談

緩和ケア病棟で出会った人たちが、私に教えてくれたこと


病院で働いていた頃、今でも忘れられない人たちがいます。

特別に深く関わったわけではないのに、ふとした瞬間に思い出す人。あの時の表情や、家族と過ごしていた時間が、今も心の中に残っている人。

緩和ケア病棟で出会った、忘れられない30代のママ

特に印象に残っているのは、緩和ケア病棟に入院してこられた30代のママでした。

まだ幼い子どもが2人いる方でした。若くしてがんになり、緩和ケア病棟へ入院されてきました。余命も短く、残された時間は決して長くありませんでした。

それでも、亡くなるぎりぎりまで家族と会話ができていて、家族と過ごす時間をとても大切にされていました。その姿を見ながら、私は何度も思いました。

子どもの成長を、もっと見たかっただろうな。
もっとたくさん、一緒に思い出を作りたかっただろうな。

そう考えると、胸が苦しくなりました。

でも、その方は愚痴をこぼすことなく、自分の状況を受け入れているように見えました。そして、自分のことよりも家族のことを思いやっている印象が強く残っています。

私はその姿を見て、命の時間というものを、初めて現実として突きつけられたような気がしました。

「いつかやりたい」
「もう少し落ち着いたら」
「今は忙しいから」

そうやって先延ばしにしていることは、実はいつまでも待ってくれるものではないのかもしれない。そんなことを考えるようになりました。

最期まで明るく、自分らしく過ごした60代の女性

もう一人、忘れられない女性がいます。

60代の女性で、独り身の方でした。
お姉さんとの関係がとても良く、明るくて、スタッフにもいつも笑顔で接してくれる方でした。

その方は、自分で樹木葬をしたいと考えていて、先に場所も決めて、家族にも伝えていました。死を受け入れている、という言葉だけでは足りないくらい、最期まで穏やかに過ごされていました。

感謝の言葉をよく伝えてくれる人で、亡くなられた後も関わったスタッフへのプレゼントを事前に病棟へ託されていました。

その方が言っていた言葉があります。

「後悔しないように、自分のしたいようにしてきたし、最期も決めてるの。」

その言葉が、ずっと心に残っています。

自分のしたいように生きる。
でも、人への気遣いを忘れない。

そんなふうに生きられる人を、私は本当に素敵だと思いました。そして、私もそんな人になりたいと思いました。

後悔せずに生きたいと思うようになった

病院で働いていると、人生の最期に触れることがたくさんありました。

若くても、子どもがいても、まだやりたいことが残っていても、突然その現実の前に立たされることがある。だからこそ私は、後悔せずに生きたいと思うようになりました。

やりたいことを先延ばしにしないこと。
子どもとの時間を大切にすること。
そして、お金の準備をしておくこと。

この3つは、今の私にとってとても大切なものです。

愛犬との時間を大切にしたいと思った理由

私は犬を飼っています。フレンチブルドッグは寂しがり屋だと感じることが多く、せっかく家族になったのに、ほとんど留守番で過ごさせる犬生にはしたくないと思うようになりました。

幼い頃から17年一緒に過ごした犬を亡くした時、私は後悔ばかりでした。

もっと可愛がってあげればよかった。
もっとお世話をしてあげればよかった。
最期にそばで見守ってあげたかった。

そんな思いがずっと残っていました。

だから今一緒にいる子には、最期の時だけそばにいるのではなく、元気なうちから一緒にいて、幸せに過ごしてほしいと思うようになりました。

産休、育休の間は長く一緒に過ごすことができました。でも仕事に復帰してから、いきなり長時間のお留守番になることが気になりました。

昼休みに往復40分かけて家に帰り、たった10分でも一緒に過ごす。そんな生活をしていました。

でも次第に、自分のしたいことに挑戦したいと思うようになりました。

在宅で働けるように、自分の力で稼げるようになりたい。
Webデザインに挑戦したい。

そう思い、退職を決めました。

子どもに伝えておきたい、大切な言葉

もちろん、子どもとの時間も大切にしたいです。

もし自分に何かあった時、一番に考えるのは息子のことです。でも現実には、毎日優しいお母さんでいられるわけではありません。怒ってばかりの日もあります。余裕がなくて、あとから反省する日もあります。

それでも、子どもが楽しく過ごしてくれることが一番だと思っています。

私にとって、家族と一緒に過ごす時間は大切です。でもそれ以上に、自分の思いや感謝の言葉を、ちゃんと家族に伝えることが大事なのではないかと思うようになりました。

もし自分に何かあった時、息子に私の想いを残しておきたい。

ずっと一緒にいたい。
そばで成長を見ていたい。

でも、それが叶わない可能性もゼロではありません。

だからこそ、あなたは大好きで、大切な存在だよ。
生まれてきてくれてありがとう。
私はあなたのことをずっと想っているよ。

そういう言葉を、ちゃんと残しておきたいと思っています。

やりたいことを選ぶためにも、お金の準備が必要だった

そして、こういうことを考えた時、やっぱりお金の準備は大切だと感じます。

やりたいことをするにも、子どものことを考えるにも、もしもの時に備えるにも、お金の不安が大きいままだと、心から安心して考えることができません。

私自身、まだすべてが整っているわけではなく、形成途中です。不安が完全になくなったわけでもありません。

でも、お金のことを勉強して、少しずつ理解できるようになってから、不安はかなり減りました。

知らないから怖い。
分からないから不安になる。

だからこのブログでは、お金のこと、制度のこと、後悔しない生き方、家族との関係、そして病院で見てきたことを書いていきたいと思っています。

大切な人に、思いを伝えること。
やりたいことを、先延ばしにしすぎないこと。
お金や制度のことを、少しずつ知っておくこと。
もしもの時に、自分や家族が困りすぎないように準備しておくこと。

このブログで残していきたいこと

後悔しないように生きたい。

緩和ケア病棟で出会った人たちの姿が、今も私にそう教えてくれている気がします。

命のこと。
お金のこと。
家族のこと。
後悔しない生き方のこと。

読んでくれた人が、自分や家族のことを少しだけ考えるきっかけになるように。

そして、今ある時間を少しでも大切にできるように。

そんなブログにしていきたいです。

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